葵せきな先生書き下ろしTwitter小説
8【星ノ守心春とエロゲ語り】6月22日 掲載
ゲスト挿絵イラスト「暮浦鶏太」さん
「陵辱系をどう思いますか、センパイ」
ある日の放課後。コンビニのイートインコーナーにて、僕は他校の後輩女子からドギツイ質問を受けていた。
「どう思うって……」
「あたし的にはアリです」
「僕的にはこの会話がナシです」
頭を抱える僕。しかしコノハさんは止まらない。
「陵辱系の良シナリオゲーって実は結構あるんですよ、センパイ」
「それは分かったけど、コンビニでこの話続けます?」
「続けます。生徒会長の誇りにかけて」
「かけるとこ絶対間違えてるよ」
「ただ陵辱って言っても、ただグロイだけの陵辱は駄目ですね。陵辱は陵辱でもいい陵辱と悪い陵辱ってのはありまして、公序良俗に反する陵辱が――」
「僕、『陵辱』という言葉でゲシュタルト崩壊起こす日が来るとは思わなかったよ」
「失礼しました。確かに下品な言葉ですよね、陵辱」
「うん、だからもうこの話題は……」
「今後は陵辱モノのことを『おはずかし』と呼びましょう」
「そんな『お花摘み』みたいに誤魔化しても駄目だよ!」
「あたし、幼少のみぎりより少々『おはずかし』を嗜んでおりまして……ぽっ」
「ぽっ、じゃないよ! そして幼少のみぎりより嗜んじゃ駄目だよ!」
「さて、脱線はさておき、エロ話に戻りましょう」
「本線からしてロクでもない!」
僕がツッコミ続けていると、コノハさんがやれやれと肩を竦めた。
「分かりました、分かりましたよ、センパイ。もうやめます」
「良かった……」
「センパイの心を『おはずかし』する遊びは、もうやめます」
「なにその酷い遊び!」
なんにせよ、これでようやく下ネタから解放されるようだ。
僕がほっと胸をなで下ろしていると、コノハさんが口を開いた。
「ではセンパイ、『痴漢モノ』をどう思いますか?」
……どうやら僕の「おはずかし」はまだ終わらないらしい。
ある日の放課後。コンビニのイートインコーナーにて、僕は他校の後輩女子からドギツイ質問を受けていた。
「どう思うって……」
「あたし的にはアリです」
「僕的にはこの会話がナシです」
頭を抱える僕。しかしコノハさんは止まらない。
「陵辱系の良シナリオゲーって実は結構あるんですよ、センパイ」
「それは分かったけど、コンビニでこの話続けます?」
「続けます。生徒会長の誇りにかけて」
「かけるとこ絶対間違えてるよ」
「ただ陵辱って言っても、ただグロイだけの陵辱は駄目ですね。陵辱は陵辱でもいい陵辱と悪い陵辱ってのはありまして、公序良俗に反する陵辱が――」
「僕、『陵辱』という言葉でゲシュタルト崩壊起こす日が来るとは思わなかったよ」
「失礼しました。確かに下品な言葉ですよね、陵辱」
「うん、だからもうこの話題は……」
「今後は陵辱モノのことを『おはずかし』と呼びましょう」
「そんな『お花摘み』みたいに誤魔化しても駄目だよ!」
「あたし、幼少のみぎりより少々『おはずかし』を嗜んでおりまして……ぽっ」
「ぽっ、じゃないよ! そして幼少のみぎりより嗜んじゃ駄目だよ!」
「さて、脱線はさておき、エロ話に戻りましょう」
「本線からしてロクでもない!」
僕がツッコミ続けていると、コノハさんがやれやれと肩を竦めた。
「分かりました、分かりましたよ、センパイ。もうやめます」
「良かった……」
「センパイの心を『おはずかし』する遊びは、もうやめます」
「なにその酷い遊び!」
なんにせよ、これでようやく下ネタから解放されるようだ。
僕がほっと胸をなで下ろしていると、コノハさんが口を開いた。
「ではセンパイ、『痴漢モノ』をどう思いますか?」
……どうやら僕の「おはずかし」はまだ終わらないらしい。